合同LHR「いじめ問題を考える」

公開日 2018年09月25日(Tue)

9月はいじめ問題を考える期間ということで,9月20日(木)7限に「いじめ問題を考える」合同LHRが行われました。

いじめの根底には,自分と違う考えを持った人や異なった行動をとる人を認めない「心のバリア」がある。その「心のバリア」を解きほぐすための一つの手段として,「アサーティブコミュニケーション」がある。ということから,講師にワークショップデザイナーの髙﨑 恵先生をお招きして,「アサーティブなコミュニケーション」というテーマでお話ししていただき,途中生徒たちが活動する時間も設けられました。

人と「違う」ことは「間違い」ではない。「劣っている」わけでもない。ということから始まった髙﨑先生のお話に,生徒たちは引き込まれ,とても集中していました。

人は同調したがる。同調圧力というものが存在して,本当の自分の考えを言えなくなってしまう。という話しに,生徒たちは自分たちの普段の生活の中にもよくあることだと気付いたようです。

生徒たちの活動の中では,利き手でない方の手で名前を書いたり,髙﨑先生の指示を聞いて絵を描いたりしました。同じ指示を聞いても,人によって捉え方が違って,さまざまな絵が描かれていました。

全く同じ捉え方をしたり,同じ気持ちになったりするわけではないということも知りました。日頃からどのようにして人に考えや気持ちを伝えるか,ということにもつながる活動でした。

また「あなたは○○だ」という「YOUメッセージ」ではなくて,「私は○○と思うよ」と自分の意見をしっかり伝える「 I メッセージ」でコミュニケーションをとるようにしようというお話もありました。

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講演の最初にはなかなか発表してくれる生徒はいなかったものの,講演の最後には活動を通して感じたことを,全校生徒の前で話してくれる生徒が数名見られ,先生のお話で「心のバリア」が解きほぐされたようでした。

これからの高校生活はもちろん,社会に出てからも大切なコミュニケーションツール。「アサーティブなコミュニケーション」を意識して,これからの生活に活かしてほしいと思いました。

髙﨑先生,貴重なお話ありがとうございました。